トレード用語の中には、同じ意味に複数の言い方があるものが多く存在します。
特に初心者で勉強中の方が、先輩トレーダーの解説に迷うことのないように、よく使われる「複数の表現があるトレード用語」をまとめてみました。
目次
FX(エフエックス)・フォレックス
どちらも、外国為替証拠金取引の英語Foreign Exchange(フォーリン・エクスチェンジ)の略です。
移動平均線・MA(エムエー)・ムービンアベレージ・ミドル
移動平均線の英語Moving Average(ムービンアベレージ)の頭文字が、MAということです。
また、ボリンジャーバンドのミドルバンドが移動平均線であることから、ボリンジャーバンド使いのトレーダーは、移動平均線をミドルと表現することが多々あります。

買い・ロング
買いポジションを持つこと。
昔は、株など資産として買い、長く保有する傾向があったことからLong。
売り・ショート
空売りポジションを持つこと。
昔は、カラ売りには高い金利がかかっていたので、早目に買い戻す傾向があったことからShort。
決済・手仕舞い・手放す・エグジット
買いポジションなら売り、売りポジションなら買い戻すこと。
Exit=出口(相場から退出の意)
レジスタンス・上値抵抗・抵抗
上昇局面で、売り勢が強く入ってくる価格を指します。
resistance=抵抗
それぞれに、線・帯・ライン・ゾーン等の単語を付けるバリエーションもあります。
サポート・下値支持・支持
下降局面で、買い勢が強く入ってくる価格を指します。
support=支持
それぞれに、線・帯・ライン・ゾーン等の単語を付けるバリエーションもあります。
デイトレード・日計り(ひばかり)
その日のうちに決済をするスタイルのトレード。
約定・ヒット・刺さる
売買が成立することを言います。
特に、「ヒット」や「刺さる」という表現を用いる場合、予約注文(OCOやIF-OCO)の成立を指していることが多い。
1万通貨・1枚
100万通貨=100枚
1枚2枚と札を数えるイメージ。
1Lotが同じ意味にならないのは、1000通貨や100通貨を1LotとしているFX業者もあるからです。
保有・保持・ホールド
持っているポジションを決済せずにいる状態。
Hold
持ち越し・オーバーナイト
持っているポジションを翌営業日まで持ち越して保有すること。
Over night
日足 = にっそく・ひあし
一時間足 = いちじかんそく・いちじかんあし
「足」の音読み・訓読み
利益確定・利確・利食い
利益を得ることができた決済。
損切り・ロスカット・LC(エルシー)
損失を出した決済。
損切りの英語Loss Cutの頭文字がLCということです。
失敗・フェイル
トレーディングの失敗、分析が機能しなかった場合を指す。
Fail(フェイル)=失敗した
逆指値・ストップ注文・ストップロス
逆指値とは、損切り決済値を意味します。
Stop loss order=損切り注文
買いポジションを持っているなら、ある一定価格より下になったら売る。
売りポジションを持っているなら、ある一定価格より上になったら買い戻すという予約注文を入れること。
損切りライン・ロスカットライン
逆指値を入れている場合もあるが、入れていなくても、ここで損切りすると決めている価格や、強制ロスカットになるであろう価格を指す。
強制ロスカット・強制退場
含み損が膨らんで証拠金維持率を割り、取引業者のシステムによって自動的に決済されてしまう場面を言います。
相場から追い出されるイメージ。
三尊・ヘッド&ショルダー
逆三尊・逆さヘッド&ショルダー
図のように、トレンドの転換点に表れやすいチャートパターンが、人の頭と両肩に似ている所から英語でHead&shoulders.
日本では仏教の「釈迦三尊像」(真ん中にお釈迦様、両脇に菩薩or羅漢の立像)を連想させている。
レンジ・保ち合い(もちあい)
一定の高値安値を往復している相場を言います。



証券会社・FX業者・FX会社
金融商品の売買を取り扱っている企業で、特に我々が取引するFXを扱っている企業の呼称。



ロンドンタイム・ヨーロッパ時間・欧州時間
欧州(ユーロ)圏の最大市場がロンドンであるために、ロンドンタイムと言えば欧州時間を指す。



テクニカル分析・チャート分析
テクニカル分析と言えば、必ずチャートを分析することになるので同義としている。
ライン・トレンドライン・斜めライン
「ライン」という表現をする場合、角度をつけて引く線を指すのが通例です。
短めのものは、分かりやすくするために「短期ライン」という表現をしますが、総じて「ライン」です。
真横に引く水平のラインは「水平線」もしくは「短期水平線」という具合に、「ライン」とは別モノとして、分けて表現することが殆どです。
窓開け・ギャップアップ(ギャップダウン)
相場において、ローソク足の始値が一本前のローソク足の終値よりも高い状態が、Gap Up(ギャップアップ)、低い場合がGap Doun(ギャップdown) 。
ローソク足とローソク足の間に空間が出来ることを「窓が開く」「窓開け」と表現する。
「窓開け」を使う場合は、「上に窓開け」「下に窓開け」という言い回しをします。