皆さんは「トレード日記」をつけていますか?
単純に勝ち負けの数字を記録するのではなく、どういう根拠でエントリー(売り・買い)したのか? エグジット(利確・損切)したのか?
更に、その時の「感情」も併せて書き込むので「日記」なのです。
トレード日記をつけて得られる最も有益な情報は、
「自分の負けパターンが分かる」
これです!
トレードにおいて100%勝ち続けることは不可能です。
負けは必ずあるものとして取り組みます。
トレードは負けをいかにコントロールするかのゲームですので、自分の負けパターンを知ることで、負けを抑えることができるようになり、結果、利益が増えることになります。
コツコツ積み上げてドカンと失う、そのドカンがなくなれば良いわけです。
コツコツ、コツコツ、コツコツ、チョイ、コツコツ、コツコツ。。。
こんな感じが理想です。
べつにホームランはいりません。
それでは、より具体的に「トレード日記」の重要性について解説してゆきたいと思います。
目次
トレード日記をつけるべき理由
人間の脳は良きにつけ悪しきにつけ、物事を忘れるように作られているので、ただ日々のトレードを流してゆくだけですと、せっかくの経験を無駄にすることになります。
特にマイナストレードであるなら、お金を失った分、それを授業料として何かプラスを得ないと、もったいないですよね。
だからこそ、記録しておくことが大切です。
一ヶ月くらい毎日記録していますと、面白いほど自分のトレードの癖や性格傾向が見えてきます。
毎回同じような感情が起きたときに負けていることに気づくでしょう。
その感情が起きる場面も、毎回同じような相場パターンであることにも気がつきます。
例えば、
- 急な動きが出たときに、焦って、不利な価格で飛びつきエントリーをしている。
- ポジション保有中、ものすごく逆行したように感じて切ると、チャートを拡大しすぎていただけで、実はそんなに逆行されていなかったことに後で気が付く。
- 長時間ポジションを保有していると、負けを認めたくなくなり、撤退シグナルを無視してしまう。
- レンジからトレンドに相場が切り替わったことに頭が追いつかず、逆張りを繰り返してしまう。
- もう少し伸びるかもという欲が出て、利益目標に来ても利確せず、結局、建値か損切りで終わる。
- チャート設定などの準備をしていなかった為、分析が完璧なものではなかった。
- 時間のない時、他の用事が終わっていないのにトレードをしている。
等々、自分の負けパターンを明確に認識出来るようになれば、そのパターンをいかに潰してゆくか? だけになります。
成績を上げているトレーダーは、全員トレード日記をつけています(つけていた経験があります)。
逆に、トレード日記をつけていない人は、自分が負けるパターンが分からないままなので、何年経っても成長しません。
さあ、ここまで読んでくれたあなた!
今からでも遅くはありません。
なかなか勝ち切れない現状を打破するために、トレード日記の書き方とサンプル(実物)を、ご活用ください!
使えるトレード日記の書き方
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〇トレードをしたチャートに、エントリーポイントとエグジットポイントを記し、その日その時の、トレードの根拠と、自分の感情や感想を書き込みます。
〇できれば、プリントアウトしたものに手書きが好ましいですが、チャート(もしくはキャプチャしたチャート画像)にタイピングしてもOKです。
それらを必ずプリントアウトして読み返すこと!
人間の脳は、PCやスマホ画面(デジタル信号)より、紙焼き文字(光の反射)でインプットした方が、効率良く記憶されるようにできているからです。
紙に書くことの利点は、それらを一挙に目の前に並べて見ることができますし、チャート分析という観点からも、並べて比較した方が絶対的に効率が良いです。
(音禄だと、いっぺんに聴き比べられないのと、結局チャートも併せて見ばけれならないので、非効率です)
ということで、以下に、445FXサロンメンバーの模範的トレード日記を掲載しておきますので、ご参考にされてください。
模範トレード日記例(画像)
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