FX（外国為替保証金取引）についての基礎的な知識を身につけたら、実際のトレード（リアルトレード）を行う前に、FXにまつわるリスクについても知っておきましょう。
目次
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⓵FXは、元本が保証されていない金融商品である
売買による損失は、トレーダー本人の責任なので、損切りをして元本を減らしてしまうことを覚悟して始めましょう。
また、あなたが取引を行っている業者が破綻してしまうと、あなたの資金計画に大きな影響が出ますので、きちんとした業者を選ぶことも大切です。
2010年に「全額信託保全」が義務付けられたことにより、取引業者が破綻しても、投資家の保証金は全額保全されるという仕組みがありますので、基本的には守られますが、相場に値がつかなくなるほどの異常な動きが起きた場合、保有していたポジションが証拠金以上のマイナスになり、追証を入れなければならない事態があることも想定しておきましょう。
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⓶FXは、注文が約定されたら取り消しができない
マウスクリックひとつの作業なので、つい気軽に押してしまいがちですが、そのクリックが法の下の契約そのものなので「約定」と呼びます。
間違えて売買してしまっても、「今のは無しで」とはいきません。
逆に、一度決まった注文を、取引業者側も必ず実行する義務がありますので、あなたが何億稼ごうと、法の下に支払われるということになります。
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成行き取引の場合のチェック事項
〇取引したい通貨ペアの確認
〇Lot数の確認
〇売り・買いの確認
〇逆指値を同時にセットしているかどうかの確認（後からでも追加可能）
〇ポジションの有効期限（後からでも変更可能）
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OCO（オーシーオー）One Cancels the Other
新規注文は自分の手で入れ、決済注文（指値・逆指値）をセット
IFD（イフダン）If done
新規注文とその決済レート（指値）をセット
IF-OCO（イフダンオーシーオー）If Done & One Cancels the Other
IFDとOCOの組み合わせ
これらの事前予約注文は、セットした段階ではまだ訂正が可能ですが、予約のレート（価格）に到達して約定されると、その約定分は訂正ができません。
成行トレードの確認事項に追加して、セットするレート（価格）に間違えがないか、よく確認してください。
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⓷FXは、自分に合ったレバレッジで取引しよう
日本国内では、個人で25倍までのレバレッジをかけて取引をすることが可能です。（海外口座と法人口座はその範囲ではありません）
例えば、1米ドル＝100円として
- レバレッジ10倍なら、10万円の証拠金で1万ドルのポジションを建てることが可能です。
100円で買って、110円で売ったとすると、+10万円の利益を得ることが可能です。
1万通貨
1pipの変動で100円の差益
10円の価格変動
1000pips × 100円＝10万円
ただし、損失も同じレバレッジで膨らんでゆきますので、ご注意ください。
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⓸FXには、強制ロスカットがある
含み損を抱えているポジションは、投資家の資金を守るために、証拠金を割る前（レバレッジを掛けた分の証拠金維持率を割った時点）で、自分の意志とは関係なく、強制ロスカットをされることになりますので、ご注意ください。
強制ロスカットを避けたい場合、レバレッジをかけず1倍での取引をすることになります。
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⓹FXで、スワップポイントをもらったり、支払ったり
取引通貨ペア2国間の金利差をスワップポイントといい、1営業日を超えるごとに加算されてゆきます。
例えば、金利の良い国の通貨をロング（買い持ち）していたなら、差額分がもらえますが、ショート（売り持ち）していたなら、その分を支払うことになりますので、ご注意ください。
FX業者によって利率が違いますので、そのチェックもお忘れなく。
高スワップの資源国通貨のロング（買い持ち）で利益を得るには、かなりのリスクがありますので、十分に勉強してから取引することをお勧めします。
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⓺FXは、指標発表や世界のイベントで大きく動く
米国雇用統計発表や、その他にも重要指標の発表があるタイミングでは、為替相場の動きが乱高下することが多々ありますので、テクニカルがメインのトレーダーであっても、毎日のニュースや指標時間のチェックは怠らないようにしてください。
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