トレードを行うに際しての絶対規約として、一度決定してしまった注文は取り消すことが出来ないということは、ご存知かと思います。
PCやスマホでの取引ツールに慣れていない状態で、いきなり、リアルトレードをやってしまうと、
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「売りと買いを間違えて押してしまった!」
「通貨ペアを間違えてしまった!」
「Lot数を間違えてしまった!」
「決済したくないのに間違えて決済してしまった!」
「なんのボタンか分からず押してしまった!」等々
あなたにとって不利益になるミスを、資金を削りながら行うことになってしまいます。
そうしないために、多くのFX業者でデモトレードシステムを用意していますので、最初はリアルマネーを投入せずに、デモで練習することをおススメします。
初心者なら特に、FXトレードがいったいどういうものか? という点からもデモ体験をした方が良いでしょう。
目次
デモトレからリアルに移行するタイミング
システムを覚えることに合わせて、技術的な意味においても、デモトレードで勝てるようになってから、リアルトレードに移行することをおススメします!
「6カ月連続でプラス収支を続けられたら」
このどちらかが達成出来たなら、本番に臨める体力がついたと見なしています。
デモ(練習)より、リアル(本番)の方がパフォーマンスが多少落ちるであろうことを考慮して、少し厳しめの基準を設けています。
技術もないうちからリアルトレードをやってしまったら、ただ自己資金を削るだけで、最悪、相場に戻って来られなくなりますが、デモトレなら、いくらでもやり直しがききます。
デモトレ中に、様々な試み、失敗&成功、相場で起きる多様なトラブルを経験しておきましょう!
「練習がダメでも、たまたま、本番で上手くいったことはある」という経験をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、トレードで稼いでゆくということは、たった一回の作業ではないことを付け加えておきます。
以下は、医療関係に従事している445式の門下生てる氏が、「デモトレードの有用性」について、医学的見地からまとめたレポートです。
医学的見地から解説する「デモトレードの有用性」
FXを学ぶ過程で、いきなり、リアルトレードに入る場合と、一旦デモトレードで練習してからリアルトレードするのと2つの道があります。
さて、どちらが早くFXを習得できるでしょうか?
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他の手法は分かりませんが、445式FXでは、一見遠回りと思えますが、デモトレードで、最低2ヶ月連続で200pips利益が出ないと、リアルトレードに移行できません。(または、6ヵ月連続でプラス収支であること)
リアルトレード派の人から見たら、
「1000通貨でもいいからリアルトレードをした方が、真剣にトレードできる。上達が早い。」
という意見もあるでしょう。
なるほど、1日100円でもプラスになれば、その分資金も増える。
損切をすれば、資金が減り、身にしみて反省できます。
では、デモトレードは無意味なのでしょうか?
大脳生理学と言った固いものではありませんが…
脳の機能を知ると、デモトレードから始めた方が、FXの習得は早いというのが答えになります。
脳は「おりこうさん」ではありません
私は、普段は病院に勤務しています。(医師ではありません)
そのため、脳については普通の人よりなじみがあります。
医療用語を使わずに脳のこと話すと、脳は世間の人たちが考えているほど「おりこうさん」ではありません。
脳は何でも保存しておけるマイドキュメントではなく、なるべく記憶したがらない性格なのです。
これは太古から、水や餌のありかや食べられるものと食べられないものの区別など、生き延びるために必要なもののみを記憶することに重点が置かれ、余計なことは記憶しないようにしてきた進化の歴史があるからです。
基本的に脳は記憶することを拒否するのです。
ですから、受験などで無理やり記憶をしようと思っても、なかなか記憶できないのは当たり前のことなのです。
FXを始める事と臓器移植の共通点
他人の臓器を移植するとき、拒否反応が起こってしまいます。
そのため、免疫抑制剤を使って、「あたかも」自分の臓器であると「錯覚」させて移植を行います。
実はこの移植の話、脳とデモトレードの関係に置き換えることが出来るのです。
脳に、新たにFX手法を記憶させたいと思ってリアルトレードをしても、損切ポイントになっても手が動かず、クリックできない。
脳では、何か損切しないでいい理由を見つけ出す。
損切しない自分を肯定する…。
これ、新しい情報に対して、脳が拒否反応を起こしているのと同じだと思いませんか?
ルールを守らないように守らないように、脳が努力していますね。
そして、この拒否反応に対する免疫抑制剤が、デモトレードになるわけです。
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デモトレードをやりつくして脳に覚えさせて、夢に出るくらい、寝ながらでも頭にチャートが出てきて、エントリーするくらい、きっちりルールを守れるほどの量の、デモトレード回数が必要なのです。
脳は、デモとリアルの区別がつけられなくなる
先ほどの臓器移植にも出てきましたが、「脳は錯覚する」のです。
いつも同じことをしていると、多少条件が変わっても、同じものと認識してしまいます。
自分の脳で理解できる答えを出してしまいます。
このような脳の錯覚を利用すれば、デモとリアルの区別がつかなくなり、たとえ100万通貨だろうと、500万通貨だろうと、デモトレードをしてるがごとく、しっかり、ルールが守れるようになります。
リアルトレードで1000通貨程の少額取引をするより、デモトレードでの多額取引の方が、はるかに効率よく、目標金額を脳に刷り込むことが出来るようになります。
これがFXを学ぶにあたり、デモトレードが有用だという理由です。
(文責・445&てる)
デモトレードが充実しているFX業者
DMM FX(株式会社DMM.com証券)
初心者から上級者までを満足させる取引ツールが自慢です。
FXネオ(株式会社GMOクリック証券)
「はっちゅう君」の使いやすさはピカイチ!
みんなのFX(トレイダーズ証券株式会社)
ID発行無しで、ブラウザからすぐにデモトレを体験できます。
LION FX(ヒロセ通商株式会社)
1,000通貨からのリアル取引ができるのに、デモトレも用意してくれている太っ腹な業者さんです。
JFX(JFX株式会社)
MT4との連動が出来るシステムを採用しています。